だれも知らないレオ・レオーニ展

アムステルダム生まれのレオ・レオーニ（1910〜1999）は、20代からミラノで、第二次世界大戦が近づくとニューヨークを中心にグラフィックデザインやアートディレクションで成功していた。1959年に初の絵本『あおくんときいろちゃん』を出版してからは徐々に広告の仕事から退き、年に1冊の絵本を出版しながら、油彩画、彫刻、版画などの制作に没頭。イタリアのトスカーナにアトリエを持ち、ニューヨークとイタリアを行き来する生活を続けた。今展では、小さい黒いさかな『スイミー』や詩人のねずみ『フレデリック』など人気の絵本原画に加え、油彩画や政治風刺イラスト、制作のためのスケッチなど、これまで公開されることのなかった作品を多数紹介する。オンラインでの日時予約が必要。