ことばと版画タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.33

須賀川市 CCGA現代グラフィックアートセンター TEL.0248-79-4811

開催期間:2020年9月12日(土)~12月20日(日)

古くは書物の挿絵として発展した版画は、言葉と補完しあう情報メディアでもあった。20世紀以降には、文字そのものをイメージ要素としてとらえる、あるいはイメージと言語の関係を問い直すために、作品の中に文字や言葉を取り入れる試みも見られる。アメリカの現代美術アーティストたちが版画工房タイラーグラフィックスとのコラボレーションで制作した版画作品群「タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション」から、アメリカ抽象表現主義を代表するロバート・マザウェル(1915〜1991)やヘレン・フランケンサーラー(1928〜2011)らによる版画集や詩画集、あるいはロイ・リキテンスタイン(1923〜1997)の文字が画面に描き込まれた作品などを紹介し、言葉と版画の関係について考える。