あこがれの祥啓—啓書記の幻影と実像—

横浜市 神奈川県立歴史博物館 TEL.045-201-0926

開催期間:2023年4月29日(土・祝)~6月18日(日)

室町時代中期から後期にかけて活躍した画僧・祥啓(生没年不詳)に注目する初めての展覧会。鎌倉の建長寺にいた祥啓は、3年にわたり京で絵画を学び、同朋衆の芸阿弥(1431〜85)を介して室町幕府秘蔵の中国絵画を間近で見る機会を得たという。祥啓の通称である「啓書記」の絵として、桃山時代や江戸時代、あるいはそれ以降と判断される作品も多数存在することから、祥啓にあこがれた絵師、大名、数寄者たちの歴史に迫る。