《十二の鷹》と明治の工芸―万博出品時代から今日まで 変わりゆく姿国立工芸館石川移転開館1周年記念展

金沢市 国立工芸館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年10月9日(土)~12月12日(日)

江戸から明治へと社会構造が大きく変化した時代に活路を見出そうとした工芸家たちの作品に注目。帝室技芸員に任命された鈴木長吉(1848〜1919)が制作の指揮をとり完成させた大作《十二の鷹》は、日本古来の色金の技法に加え、当時最新の技術も使ったのではないかという指摘がなされている。近年復元された飾り布とともに、1893年にシカゴ万博で発表された当時の姿で北陸地域では初めて展示。さらに明治から現代までの工芸作品約100点を通して、変化し続ける工芸家たちの姿を紹介する。また、1977年、北の丸公園内の旧近衛師団司令部庁舎に誕生した東京国立近代美術館工芸館の開館から金沢移転までの歴史をさまざまな資料により紹介する。