戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家

松本市 松本市美術館 TEL.263-39-7400

開催期間:2015年4月18日(土)~6月7日(日)

丹下健三の「住居」(1953年)に始まり、伊東豊雄の「中野本町の家」(1976年)、安藤忠雄の「住吉の長屋」(1976年)まで、16人の建築家による1950〜1970年代の住宅作品を紹介。それぞれにほぼ実物大の大型出力写真を添えて空間を想像させる他、模型や図面、インタビュー映像などで建築家のコンセプトを浮き彫りにする。16件のうち半数は建築家の自邸あるいは親族の家であるため、実験的な試みが多く見られるのが興味深い。
展覧会カタログ(発行:新建築社)は、写真と図面のみを収録しているが、建築家によって発表された建築・住宅についてのマニフェストや自身の作品についての論考を集めた「資料再録」、1945年から1980年までの国内住宅と建築界の動向をまとめた「戦後日本住宅年表」が充実している。

八王子市夢美術館 2015年6月14日(日)〜7月20日(月・祝)