黒田清輝「裸婦習作」と近代絵画

比企郡川島町 遠山記念館 TEL.049-297-0007

開催期間:2018年5月19日(土)~7月1日(日)

黒田清輝《裸婦習作》 1888〜1889年頃 油彩・画布 79.1×61.2㎝

遠山記念館が所蔵している、アトリエの裸婦を描いた《裸婦習作》は、黒田清輝(1866〜1924)がフランスで師ラファエル・コラン(1850〜1916)のもとで油彩画を学んでいく過程を示す貴重な作品。画面の損傷などの理由によりほとんど公開されることなく、専門家の間でも知られることがなかった。修復を経て明るい色彩が蘇った同作品の披露を中心に、あわせて菱田春草、速水御舟、安田靫彦、横山大観など、所蔵作品より選りすぐった近代絵画の優品を展観する。