絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊開館45周年記念展

駿東郡長泉町 ベルナール・ビュフェ美術館 TEL.055-986-1300

開催期間:2018年3月17日(土)~6月12日(火)

1940年代後半のパリで活動を始めたベルナール・ビュフェ(1928〜1999)は、初の大作《キリストの受難》(1951年)において、戦後のフランスに漂う不安感や虚無感を表現し、人々に衝撃を与えた。丸木位里(1901〜1995)と俊(1912〜2000)は、原爆投下後の広島を見た経験と被爆者たちへの聞き取りをもとに1950年から《原爆の図》シリーズの制作を始め、その作品は全国、そして世界各地を巡回して大きな議論を巻き起こした。今展では、それぞれの戦争との向き合い方を検証しつつ、ベルナール・ビュフェ美術館の12メートルの吹き抜けを持つ中央部分の大展示室に、丸木夫妻の《原爆の図 第三部 水》(1950年、原爆の図丸木美術館蔵)とビュフェの《キリストの受難:笞刑》《キリストの受難:復活》の3作品を対峙させて展示する。