粟津潔 デザインになにができるか

金沢市 金沢21世紀美術館 TEL.076-220-2800

開催期間:2019年5月18日(土)~9月23日(月・祝)

戦後日本のグラフィック・デザインを牽引し、「社会をいかにデザインするか」という視点を持ち続けた粟津潔(あわづ・きよし、1929〜2009)の作品・資料は、2006年度より金沢21世紀美術館に寄贈されており、現在までにその数は約3,000件に及んでいる。2007年度には、1,750点を一挙に公開する「荒野のグラフィズム:粟津潔展」を開催したが、粟津没後10年にあたる2019年、これまでの調査研究の集大成として最大規模の回顧展を開く。「社会を変える」「デザインになにができるか」「複製のアウラ」「文化を生み出す場」「民衆への眼差し」「環境デザインへ」「すてたろう元年:民衆のイコン・秩父前衛派・韓国民衆版画」という構成のもとに作品を展示し、粟津のデザインの本質を明らかにしていく。今展開催に合わせ、粟津潔アーカイブが全件データベース公開され、一部作品については画像のダウンロード利用も可能となった。