メアリー・エインズワース浮世絵コレクション—初期浮世絵から北斎・広重までオーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵

メアリー・エインズワース（1867〜1950）は、1906年の来日を機に浮世絵の収集を始め、約25年かけてコレクションを築いた。エインズワースの母校のアメリカ・オハイオ州オーバリン大学のアレン・メモリアル美術館に、没後寄贈された1500点以上の浮世絵が収蔵されている。17世紀末の初期浮世絵から、葛飾北斎（1760〜1849）、歌川広重（1797〜1858）にいたるまで、浮世絵の歴史をほぼ網羅するコレクションから、よく知られた作品はもとより、希少な作品、きわめて保存状態の良好な作品まで、約200点の選りすぐりの作品を紹介する初めての里帰り展。