ミケランジェロと理想の身体

台東区 国立西洋美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2018年6月19日(火)~9月24日(月・振休)

彫刻、絵画、建築のすべての分野において「神のごとき」と称されたミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564)。自身は生涯自らを「彫刻家」と呼び続けた。しかし残されている彫刻はわずか40点ほどで、しかも丸彫りの大理石彫刻は世界に30数点しかない。今展では、その内の2点が初来日する。《ダヴィデ=アポロ》は、聖書のダヴィデか神話のアポロか主題が特定されていない謎の名作。《若き洗礼者ヨハネ》は、スペイン内戦で破壊されたが、1990年代にイタリアで修復が始まり、2013年に復活したもの。さらに、古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品70点により、ミケランジェロや同時代の芸術家たちが理想とした身体美の表現に迫る。