藤井光・山城知佳子Tokyo Comtemporary Art Award 2020-2022 受賞記念展

江東区 東京都現代美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2022年3月19日(土)~6月19日(日)

東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が2018年から実施している中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって更なる飛躍を促すことを目的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の第2回となる「TCAA 2020-2022」受賞者による受賞記念展。国内外の歴史的事象について実証しつつ、常に現在の視点を持ち込むことで同時代の社会課題に対する応答を試みてきた藤井光(ふじい・ひかる、1976〜)は、戦争記録画をめぐる議論をアメリカ占領軍が残した公文書から考察し、153点の絵画とキャプションによるインスタレーション《日本の戦争画》とマルチチャンネル・ビデオ・インスタレーション《日本の戦争美術》を発表。これまで出身地の沖縄を主題に制作してきた山城知佳子(やましろ・ちかこ、1976〜)は、戦争の記憶の継承をあらためて考える8面マルチチャンネル・インスタレーションの新作《彼方(Anata)》と、それに繋がる過去作品を展示する。