范道生明国からやって来た奇才仏師

太宰府市 九州国立博物館 TEL.050-5542-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2021年7月17日(土)~10月10日(日)

1660年、福建省泉州出身の仏師・范道生(はん・どうせい、1635〜70)が長崎に渡来した。唐寺の福済寺で仏像を造っていたが、1663年、日本黄檗宗の開祖・隠元(1592〜1673)から京都宇治の萬福寺に招かれ、その造像を担当。なかでも十八羅漢坐像は、范道生が彫刻を、京都仏師が装飾を担当した日中仏師の合作として注目される。范道生の没後350年を記念して代表的な彫像や絵画、墨跡を展示し、その事績を紹介。