祈りと救いの仏教美術

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2021年8月27日(金)~10月3日(日)

インドで生まれ、中国大陸、朝鮮半島を経て日本に伝来した仏教は、日本のさまざまな自然の中に祀られてきた神々と融合して、優れた仏教美術を生み出し、人々の祈りの対象となってきた。今展では、仏の姿を繊細な筆致でとらえた絵画や、贅を尽くした装飾経などに加え、仏の姿を刻んだスタンプを多数印捺し、仏像の中に納入されて伝わった仏教版画も展示。大津絵や、法華経の功徳を説く《道成寺縁起絵巻》(江戸後期)など、江戸時代の庶民的な仏教美術も紹介する。出陳品は、国宝《一字蓮台法華経》(平安時代)、重要文化財5件を含む51件。