画鬼 河鍋暁斎 × 鬼才 松浦武四郎「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで

千代田区 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年4月13日(土)~6月9日(日)

幕末から明治期を生きた絵師・河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい、1831〜89)と、探検家で好古家、著述家、北海道の名付け親である松浦武四郎(まつうら・たけしろう、1818〜88)。二人の交流は明治の初め頃からあり、武四郎は愛玩品を集めた書物『撥雲余興(はつうんよきょう)』(静嘉堂文庫美術館蔵)等の挿絵を暁斎らに依頼している。今展では、二人の記念的作品である暁斎筆・重要文化財《武四郎涅槃図》(1866年、松浦武四郎記念館蔵)とそこに描かれた《大首飾り》(静嘉堂文庫美術館蔵)をはじめとした武四郎愛玩の品々(松浦武四郎記念館と静嘉堂文庫美術館所蔵品)を初めて同じ空間で展示し、《武四郎涅槃図》を立体的に再現する。