海と生きる、記憶をたどる物語

宮城県気仙沼市にあるリアス・アーク美術館は、2011年3月11日の東日本大震災発生直後から約2年間にわたり、震災被害記録と調査活動を行った。撮影された写真は約30,000点、収集した被災物は約250点におよぶ。調査員自らも被災者という過酷な状況のもとで撮影・収集された写真と被災物は、現在同館の常設展示「東日本大震災の記録と津波の災害史」で公開されている。今展では、リアス・アーク美術館の協力のもと、その写真と被災物を日本海側の地域において初めて公開する。