桃源郷通行許可証

時空を超えた芸術作品との出会いを、中国の詩人・陶淵明（365〜427）による『桃花源記』に由来する理想郷である「桃源郷」にたとえ、絵画、写真、ドローイング、インスタレーションなど、それぞれの手法により制作を続けている6人の現代美術家、稲垣美侑（いながき・みゆき、1989〜）、佐野陽一（さの・よういち、1970〜）、東恩納裕一（ひがしおんな・ゆういち、1951〜）、文谷有佳里（ぶんや・ゆかり、1985〜）、松井智惠（まつい・ちえ、1960〜）、松本陽子（まつもと・ようこ、1936〜）の作品と埼玉県立近代美術館のコレクションとの遭遇と、そこに生まれる空間を、桃源郷への通行許可証として提示する。