星野道夫 悠久の時を旅する

20歳の夏休みにアラスカに約3カ月滞在し、帰国後、写真家の道を選んだ星野道夫（1952〜1996）は、大学卒業後、動物写真家・田中光常（1924〜2016）の助手を2年務め、1978年、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以後、取材中にヒグマに襲われる事故で急逝するまで、アラスカの自然と人々をテーマに写真と文章で記録し、発表を続けた。2022年5月にアラスカの自宅で新たに発見されたパノラマカメラと、中に残されていたフィルムを現像しパネル化した資料を初公開。極北の自然に魅せられた写真家の軌跡をたどる。