描くこと この地との出会い信濃美術をみつめる

茅野市 茅野市美術館 TEL.0266-82-8222

開催期間:2018年7月28日(土)~9月9日(日)

地域ゆかりの8人の画家をとりあげる展観。岡山県生まれの正宗得三郎(1883~1962)は、茅野市には写生に訪れ、戦時中は飯田市に疎開。愛知県生まれの小堀四郎(1903~1998)は、1945年、茅野市蓼科に疎開し、終戦後の10年間、蓼科で制作を続けた。東京生まれの田村一男(1904~1997)は、20歳の時、茅野市出身で彫刻家となる矢崎虎夫(1904~1988)の案内で初めて茅野市蓼科を訪れ、信州をはじめとする高原の風景を描いた。横浜生まれの東山魁夷(1908~1999)は「全作品の4割は長野県に取材したもの」と語っており、代表作《緑響く》(1982年、長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵)は、奥蓼科の御射鹿池(みしゃがいけ)をモチーフとしている。さらに、長野県辰野町生まれの中川紀元(1892~1973)、茅野市出身の矢崎牧廣(1905~1983)、矢﨑博信(1914~1944)、藤原昭登(1937~)の作品を紹介し、茅野や信州という地域との出会いと画家の歩みを振り返り、この地と美の関係をみつめ直す。