恩地孝四郞展抒情とモダン 版に重なるこころ

和歌山市 和歌山県立近代美術館 TEL.073-436-8690

開催期間:2016年4月29日(金・祝)~6月12日(日)

創作版画の大成者として知られる恩地孝四郞(1891〜1955)の作品《抒情『あかるい時』》(1915年)は、日本で最初の抽象表現とされているが、恩地自身がめざしていたものはどのような表現だったのか。東京国立近代美術館(2016年4月〜6月)からの巡回展で、1994年の「恩地孝四郞 色と形の詩人」展(横浜美術館、宮城県美術館、和歌山県立近代美術館)以来、約20年ぶりとなる回顧展。大英博物館、ボストン美術館、ホノルル美術館より里帰り展示される52点を含む392点(うち版画243点)を一堂に展示。油彩、水彩・素描、写真、ブックデザインなどの多彩な作品も紹介する。