幻の名窯 湖東焼—彦根藩窯の盛衰—

彦根市 彦根城博物館 TEL.0749-22-6100

開催期間:2020年10月23日(金)~11月23日(月・祝)

江戸時代後期の文政12年(1829)、民間で始まり、後に彦根藩が直営化し、井伊家12代直亮(なおあき、1794〜1850)と13代直弼(なおすけ、1815〜60)、14代直憲(なおのり、1848〜1904)のもとで発展した湖東焼(ことうやき)。その品質は極めて高いものだったが、窯の操業期間が短かったため、明治時代には「幻のやきもの」と呼ばれるようになった。今展では、多彩な作例と史料を通じて湖東焼の成立および展開の歴史を紹介し、その全貌を初めて明らかにする。