吉阪隆正展ひげから地球へ、パノラみる

江東区 東京都現代美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2022年3月19日(土)~6月19日(日)

考現学を提唱した建築学者・今和次郎(1888〜1973)や、世界の近代建築に影響を及ぼしたル・コルビュジエ(1887〜1965)に師事し、戦後復興期から1980年まで活躍した建築家・吉阪隆正(1917〜1980)は、人工土地の上に住む住宅《吉阪自邸》(1955年)、《ヴェネチア・ビエンナーレ日本館》(1956年)、《江津市庁舎》(1962年)、《大学セミナーハウス 本館》(1965年)などの代表作で知られる。吉阪による造語、地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する“パノラみる”をサブタイトルに採用し、吉阪の思想や思考、創造の秘密を解読するスケッチ、原稿、ノート、写真などさまざまな形態の資料を展示し、建築だけにはおさまらない活動の全体像を俯瞰的に紹介する。