印象派の故郷 ノルマンディー展〜近代風景画のはじまり〜

甲府市 山梨県立美術館 TEL.055-228-3322

開催期間:2015年6月27日(土)~8月23日(日)

古都ルーアン、セーヌ河の河口の港湾都市ル・アーヴル、古い漁港の町オンフルールなどを有するノルマンディー地方が近代風景画の発展に果たした役割を検証する初の展観。
19世紀半ばの鉄道の開通により、パリから印象派の画家たちがノルマンディーを訪れ、制作にあたったことはよく知られているが、ノルマンディーの「絵になる風景」を見出したのは、これより早く英仏海峡を挟んだターナーらイギリスの風景画家たちだった。これにはじまり、ロマン主義、写実主義の画家たちが風景画を描くようになり、印象派へと続く。今展では、さらにポスト印象主義や新印象主義、フォーヴィスムの画家たちが描いたノルマンディーの風景を紹介。この時期に発展した写真にも目を向ける。