仏教絵画—浄土信仰の絵画と柳宗悦

目黒区 日本民藝館 TEL.03-3467-4527

開催期間:2022年3月31日(木)~6月12日(日)

日本民藝館の創設者であり、美学者としても知られる柳宗悦(やなぎ・むねよし、1889〜1961)は、造形物に美が宿る原理を仏教思想に求めたという。とくに浄土思想は柳の思想形成に大きな影響を及ぼし、晩年の1955年には柳の著作の最高傑作とも評される『南無阿弥陀仏』を上梓している。その刊行後、大病により左半身の自由を失ってしまった1958年から没するまでの間に集中的に集められ、これまでまとめて紹介されることがなかった鎌倉から室町時代の着色仏画を一堂に展観する。