レアリスムの視線—戦後具象美術と抽象美術

岡崎市 岡崎市美術博物館 TEL.0564-28-5000

開催期間:2024年1月27日(土)~3月17日(日)

美術用語としての「レアリスム(仏)」あるいは「リアリズム(英)」という言葉は、日本語ではしばしば「写実主義」と訳されてきた。しかし、この言葉は必ずしも具象表現だけを指すのではなく、「現実」を追求する作家の制作態度、内側の芸術性を追求していく抽象表現も含まれる。今展では、この「レアリスム」というキーワードから、ベルナール・ビュフェやアンドレ・ミノーらが参加した「オム・テモワン(時代の証人者)」というグループや、ほぼ同時期に企画されたピカソや藤田嗣治らが参加した「時代の証人画家展」などを紹介する「第1章 具象美術の台頭 時代の証人者たち」、ピエール・スーラージュ、サム・フランシス、「具体美術協会」を取り上げる「第2章 アンフォルメル美術」、「第3章 シュルレアリスム運動」、「第4章 日本の様相」の4章構成で、戦後の具象・抽象美術を幅広く紹介する。。