青龍社の女性画家 小畠鼎子

武蔵野市 武蔵野市立吉祥寺美術館 TEL.0422-22-0385

開催期間:2017年1月14日(土)~2月26日(日)

小畠鼎子(こばたけ・ていこ、1898〜1964)は、1915年頃から日本画を学び、1922年に結婚して吉祥寺に転居した後、川端龍子に師事。龍子が1929年に創立した青龍社に参加し、第1回展から65歳で亡くなるまで35年連続して出品を続けた。武蔵野市では、鼎子没年に受贈した1点に加え、1996年に、まくり(木枠やパネルから外された)状態の作品46点の寄贈を受け、以来、修復処置を段階的に進めてきた。今展では、2014〜2016年度に額装作業が完了した受贈後初公開作品を中心に、大作約20点と初期の写生・下絵類などを展示。出品作品や武蔵野市所蔵の他の作品をカラーで掲載し、それ以外の青龍社出品作品をモノクロ写真でリスト化した図録も刊行されている。