千代田区 東京国立近代美術館工芸館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)
開催期間:2017年9月15日(金)~11月23日(木・祝)

1955年に東京・多摩に登窯を築いて以降、信楽の土を用いた無釉焼き締め陶を活動の中心とした辻清明(1927〜2008)の回顧展。「寂び」の考え方を「冷え寂び」「暗寂び」などに分類した山口諭助の著書『美の日本的完成—「寂び」の究明』(1944年)に出会い、古信楽に「明る寂び」の美を見出した辻は、自らの作品でそれを追求し続けた。円熟期の代表作約120点に加えて、書や硝子作品も紹介。辻の古美術コレクションや、工房で交流した芸術家による陶の作品も展示する。
所蔵作品展 日本の工芸—自然を愛でる—(仮称) 2017年12月1日(金)〜2018年2月18日(日)