開館60周年 横山大観と川端龍子

大田区 大田区立龍子記念館 TEL.03-3772-0680

開催期間:2023年2月11日(土)~3月12日(日)

龍子記念館は、日本画家・川端龍子(1885〜1966)が文化勲章受章と自身の喜寿を祝って1963年に自邸の前に設立した美術館で、1991年から大田区立龍子記念館としてその事業を引き継いでいる。開館60周年を記念する今展では、横山大観(1868〜1958)と龍子とのドラマティックな交流を紹介。日本画家としての龍子の歩みは、大観らが率いる再興日本美術院(院展)で活躍の舞台を得た大正期に始まる。龍子は大観を師父のように慕い、大観も龍子に期待をかけていたが、龍子は自らの芸術観を主張して1928年に院展を脱退。それから二人が和解するまで20余年の歳月を必要とした。大観と龍子の代表作に加え、大観の最晩年に開催された大観、川合玉堂(1873〜1957)、龍子による三巨匠展「松竹梅」出品作などを展示する。