開館45周年記念 定本 樂歴代

京都市 樂美術館 TEL.075-414-0304

開催期間:2023年9月2日(土)~12月24日(日)

樂歴代は、初代長次郎(?〜1589)はじめ、それぞれの時代を生き、己の茶碗を新たに生み出してきた。そうした樂家の伝統と創造にかける歴代の作陶を真正面から捉え、2013年に『定本 樂歴代』が出版された。それから10年を経て、15代が隠居し直入(1949〜)に、16代が襲名により吉左衞門(1981〜)と改名。『定本 樂歴代』も15代・16代の最新作品を増やし、歴代の印も完全網羅し、新たに改訂版を出版することとなった。今展では、改訂新版『定本 樂歴代』掲載作品より、長次郎から16代吉左衞門まで代表作となる名品を中心に展観。また初版から10年の間に考察が進んだ、樂家と外戚になる本阿弥光悦、玉水焼三代を加え、樂焼の歴史、作風の特色とその変遷を探る。