長崎版画と異国の面影江戸に長崎がやってきた!

板橋区 板橋区立美術館 TEL.03-3977-1000(テレホンサービス)

開催期間:2017年2月25日(土)~3月26日(日)

長崎港に入港するオランダ船や唐船、日本人が容易に立ち入ることのできない出島や唐人屋敷でのオランダ人や中国人の風俗や暮らしぶりなどを描いた「長崎版画」は、江戸中期から約120年間、長崎で版行され、主に土産物として親しまれていた。今展では、神戸市立博物館と長崎歴史文化博物館の特別協力により、両館の所蔵品を中心に長崎版画の魅力を紹介する。中国の蘇州版画の影響がみられる初期作品から、報道性を盛り込んだ幕末の作品まで約100点を展示。さらに、長崎版画の下絵に関わったと考えられる荒木如元(1765〜1824)や川原慶賀(1786〜1860)、版元の絵師・磯野文斎(?〜1857)や谷鵬紫溟(1789〜1859)らの肉筆作品約30点も展示する。