遠藤利克展—聖性の考古学

さいたま市 埼玉県立近代美術館 TEL.048-824-0111

開催期間:2017年7月15日(土)~8月31日(木)

世界最大規模の現代アートの祭典である「ドクメンタ」(ドイツ)や「ヴェネツィア・ビエンナーレ」(イタリア)に出品、北欧とイギリスでも巡回展を行なうなど国際的に活躍している彫刻家・遠藤利克(1950〜)の、関東の美術館では26年ぶりとなる大規模な個展。船や桶、柩(ひつぎ)などのモチーフを黒く焼け焦げた巨大な木材で形作り、時には内部に水を張った作品は、鑑賞者の身体感覚や感情に直接的に働きかけてくる。埼玉県立近代美術館の空間にあわせて制作された新作2点を含む全12点。MOMASコレクション展でも特集展示「遠藤利克—供犠の論理学」(7月22日〜10月11日)を行なう。