近代の「日本画」—橋本雅邦から横山大観まで—

比企郡川島町 遠山記念館 TEL.049-297-0007

開催期間:2025年3月20日(木・祝)~5月18日(日)

明治維新とともに江戸幕府の御用絵師だった狩野派の絵師たちは職を失い、絵画は学校で教えられるようになった。明治初期には洋画の習得が優先されたが、1887(明治20)年に設立された東京美術学校(現・東京藝術大学美術学部)では、旧狩野派の橋本雅邦(1835〜1908)が教鞭をとり、その門下から横山大観(1868〜1958)や菱田春草(1874〜1911)らが育っていく。今展では、遠山記念館が所蔵する川越藩士だった埼玉ゆかりの橋本雅邦作品11点を初めて一堂に展観。さらに、横山大観、菱田春草、上村松園(1875〜1949)や速水御舟(1894〜1935)らの作品を公開する。