諷刺画って面白い？

18世紀のイギリスで一世を風靡したウィリアム・ホガースの『勤勉と怠惰』（1747年）、スペインの巨匠フランシス・ゴヤの代表作『ロス・カプリチョス』（1799年）、政治風刺画の黄金期といわれる19世紀フランスの『ラ・カリカチュール』紙掲載の諷刺画（1830〜35年）ほか100点の作品を通して、美術としての諷刺画の楽しみ方を探る。
版画家であり版画史研究家でもあった小野忠重（1909〜1990）の作品と小野が蒐集した大量の近代日本版画と資料が、近年、町田市立国際版画美術館に収蔵された。これを紹介する「小野忠重コレクション展—近代日本版画—」を同時開催。