記録する眼 豊饒の時代亀井至一、竹二郎兄弟をめぐる人々

郡山市 郡山市立美術館 TEL.024-956-2200

開催期間:2022年11月3日(木・祝)~2023年1月9日(月・祝)

亀井至一(1843〜1905)と弟・竹二郎(1857頃〜79)は、ともに写真家・画家として知られる横山松三郎(1838〜84)のもとで洋画を学び、版画工房・玄々堂(げんげんどう)で活動した。油彩画、水彩画を描き、自らも版元として石版画を出版した至一。蜷川式胤(にながわ・のりたね、1835〜82)の依頼によりのちに版画化された『東海道五十三驛真景』の油彩原画(郡山市立美術館蔵)を残しながら夭折した竹二郎。この兄弟と周辺の多彩な人々との関わりを通して、初期油彩画と石版画をめぐる諸相を検証する。