複製技術と美術家たち—ピカソからウォーホルまで富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館

印刷・複製技術「ゼログラフィー」を事業の根幹としている富士ゼロックス株式会社は、1988年より版画作品の収集を始め、現在では950点余りの作品を所有。横浜みなとみらい21地区に2010年4月に開設した「富士ゼロックスR＆Dスクエア」内のスペースでコレクションを公開してきた。今展は、横浜美術館のコレクションの重要な柱のひとつである写真、版画作品と、富士ゼロックス版画コレクションをあわせ、複製技術をテーマに構成。複製技術が高度に発達した時代に、美術家たちがどのように作品制作に取り組んだのかを検証する。版画、写真、書籍など複製技術を用いた多彩な作品と、油彩画や彫刻など伝統的な作品をあわせ、約500点を5章に分けて展観。