若林奮飛葉と振動

さいたま市 うらわ美術館 TEL.048-827-3215

開催期間:2016年4月23日(土)~6月19日(日)

彫刻家・若林奮(1936〜2003)にとって最も重要な主題である「庭」をめぐる作品を中心とした展観。最晩年の彫刻につけられた「飛葉と振動」という言葉を手がかりとして、彫刻作品のほか、素描や模型、資料類を交えて作家の生涯にわたる創作の歩みを紹介する。
名古屋市美術館(2015年4月〜5月)をスタートに、足利市立美術館(6月〜8月)、神奈川県立近代美術館 葉山(8月〜12月)、府中市美術館(2016年1月〜2月)と開催されてきた巡回展の最終会場。それぞれの館独自の展示で特色を出しているが、うらわ美術館では、若林が手がけた本に関連する作品を特別出品。本を取り込んだオブジェや、ドローイングを施した冊子、植物の葉を転写したノートや家族のために作った絵本などを紹介する。