色の博物誌—江戸の色材を視る・読む-目を凝らしてじっと見てごらん、色の表情が豊かに立ち上がる-

目黒区 目黒区美術館 TEL.03-3714-1201

開催期間:2016年10月22日(土)~12月18日(日)

目黒区美術館では、1992年から2004年にかけて5回にわたり、「青」「赤」「白と黒」「緑」「黄」をテーマに「色の博物誌」と題したユニークな企画展を開催してきた。今展は、その集大成として、これまでの研究と色に関する出会いをもとに開くもので、江戸時代の豊かな色材に注目する。幕府の命により各藩が総力を挙げて制作した極彩色の巨大な《国絵図》については、近年の国絵図研究の中で制作された原寸大の復元作品も紹介。また、浮世絵の紙や色材の探求を続けながら復刻を続けた立原位貫(1951〜2015)の作品をオリジナル作品とともに展示する。色材の原料、製造工程、さまざまな画法書についても紹介。