台東区 東京国立博物館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)
開催期間:2022年3月1日(火)~5月8日(日)

951年、平安京で疫病が流行した際、市井の人々を救い、念仏を唱えて救われるという阿弥陀信仰を広めた空也上人(903〜972)は、十一面観音立像、四天王立像などの造像を発願し、西光寺(六波羅蜜寺の前身)に安置した。今展では、上人没後1050年にあたり、新宝物館(5月22日(日)拝観開始)を準備中の六波羅蜜寺より、運慶の四男・康勝が造ったとされている《空也上人立像》(鎌倉時代・13世紀)、創建時から伝わる《四天王立像》(平安時代・10世紀、増長天のみ鎌倉時代・13世紀)や運慶作《地蔵菩薩坐像》(鎌倉時代・12世紀)(いずれも重要文化財)をはじめとする平安・鎌倉時代の諸尊像や、絵画、文書などを展観する。