生誕140年 清水比庵〜日々を愛でる〜

岡山県高梁市出身の歌人・清水比庵（1883〜1975）は、京都帝国大学法律学科を卒業後、裁判官、銀行員などを経て、1930年より9年間、栃木県日光町（当時）の町長を務め、日光の観光開発の基礎を築いた。この町長就任以前から独学で短歌や書、画を学び、歌と書画が融合した独特の作風を確立。生誕140年にあたり、遺族に受け継がれた作品約40点により、比庵の「歌・書・画」三位一体の世界を紹介する。