生誕120年 村井正誠展色のやどり・形のうぶすな

和歌山市 和歌山県立近代美術館 TEL.073-436-8690

開催期間:2025年9月27日(土)~11月30日(日)

岐阜県大垣市生まれの画家・村井正誠(むらい・まさなり、1905〜99)は、幼い頃に和歌山県に移り住み、小学生から中学卒業までの多感な時期を過ごした新宮市では、絵を描き、陶芸を楽しみ、建築の設計もする西村伊作(にしむら・いさく、1884〜1963)らから大きな刺激を受け、西村が東京・神田駿河台に創立した文化学院で美術を学び、卒業後の1928年から4年間、パリに留学。ヨーロッパ各地を旅しながら、原始美術、キリスト教美術、前衛美術などを幅広く吸収し、のちに抽象画家として独自の絵画を追究し続けた。初期作品から晩年にいたる油彩、版画、立体など約110点。