瀬戸焼と美濃焼

比企郡川島町 遠山記念館 TEL.049-297-0007

開催期間:2023年9月16日(土)~11月19日(日)

愛知県の瀬戸窯は、中世より日本の陶器技術を牽引する役割を果たしてきた。瀬戸焼を特徴づけるのは中国陶磁器を手本とした制作で、茶の湯とともに発展。16世紀になると瀬戸の陶工たちが岐阜県の南東部に移住していき、その作品は美濃焼と呼び分けられ、日本ならではの独自色を出した黄瀬戸、織部焼、志野焼などは日本の陶器生産を一変させた。今展では、遠山記念館が所蔵する瀬戸焼と美濃焼の優品を一堂に展観し、この時期の陶磁器の展開を紹介する。