八王子市 東京富士美術館 TEL.042-691-4511
開催期間:2024年2月24日(土)~3月24日(日)
平安時代中期に紫式部が執筆した『源氏物語』は、現在でも広く愛読されているが、この物語は、文学、絵画、工芸、芸能、香道など幅広い分野に影響を及ぼした。とくに物語の場面を絵画化した「源氏絵」は、流派や時代を越えて数多く描かれてきた。今展では、平安時代の美術・工芸品とともに、模本や再現された装束を展示する「第1部 『源氏物語』とその時代」、54帖のストーリーに沿って絵巻や冊子、扇面、色紙など多種多様な「源氏絵」を紹介する「第2部 あらすじでたどる『源氏物語』の絵画」、大画面に描く屏風形式の「源氏絵」の名品や、物語を主題とした漆芸品などを紹介する「第3部 『源氏物語』の名品」、尾形月耕、松岡映丘、上村松園、安田靫彦らによる「源氏絵」、与謝野晶子と谷崎潤一郎による現代語訳本の装丁・挿画を紹介する「第4部 近代における『源氏物語』」、現代作家による工芸、文学、漫画等を紹介する「エピローグ 現代に蘇る『源氏物語』」という構成により国宝1点、重要文化財7点を含む約120点の作品・資料を展観。多様なジャンルでの「源氏文化」の拡がりを紹介する。
没後70年 戦争を越えて—写真家ロバート・キャパ、愛と共感の眼差し—
2024年4月9日(火)〜6月23日(日)