河鍋暁斎躍動する絵本

狩野派でありながら浮世絵も数多く描いた河鍋暁斎（かわなべ・きょうさい、1831〜1889)の肉筆画や版画を紹介する展覧会は各地で開かれているが、今展ではこれまでほとんど注目されてこなかった「絵本」を大量に展示。『暁斎漫画』『暁斎鈍画』『暁斎酔画』『暁斎百鬼画談』など、暁斎の絵本の代表作を「人間と骸骨」「動物と自然」「妖怪と神仏」という3つのコーナーに分類して全頁展示する。総頁数は420頁を超える(前後期で全点展示替え）。オンライン展覧会も開催。