没後50年“日本のルソー”横井弘三の世界展

練馬区 練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821

開催期間:2016年4月17日(日)~6月5日(日)

長野県飯田市生まれの横井弘三(1899〜1965)が晩年暮らした長野市で開かれた同名の展覧会(長野県信濃美術館 東山魁夷館 2015年9月〜11月)の巡回展。独学で絵を学んだ横井は、1915年の第2回二科展に初出品初入選、翌年の第3回展では二科賞を受賞。1922年の第9回展では会友に推挙されるなど、“日本のアンリ・ルソー”と呼ばれた横井の画業は、在野の美術展として新たな傾向の絵画を推進する二科会によって見出された。鑑査への疑問から二科会を離れた後は、既成画壇に抗する活動を展開。疎開を経て戦後長野市に移住してからは、美術教師などを務めながら精力的に制作を行なった。この展覧会は、地元の支援者やファンによる横井弘三の顕彰会「横井弘三とオモチャン会」の熱心な活動により生まれたもの。個人所蔵が多い横井の作品を全国より集め、画業の全貌に迫ろうとする。最終章では、この会の活動自体を顕彰する。