没後50年 映画監督 田坂具隆

中央区 国立映画アーカイブ TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年9月7日(土)~11月24日(日)

映画監督・田坂具隆(たさか・ともたか、1902〜74)は、1926年に『かぼちゃ騒動記』でデビュー。『真実一路』(1937年)、『路傍の石』(1938年)といった文芸作品でヒューマニズム溢れる作品を確立。1945年8月、広島で被爆し数年の闘病を余儀なくされたが、再起後は数々の撮影所で石原裕次郎、中村錦之助、佐久間良子らスターの育成に力を注ぎつつ、『女中ッ子』(1955年)、『陽のあたる坂道』(1958年)、『五番町夕霧楼』(1963年)など幾多の名作を残した。没後半世紀を迎える今年、田坂をめぐる書籍の刊行に連動して、関係者より提供された貴重な資料を公開する初の回顧展を行うとともに、監督作品の特集上映も行う。