没後20年 東野芳明と戦後美術

富山市 富山県美術館 TEL.076-431-2711

開催期間:2025年1月25日(土)~4月6日(日)

富山県美術館の前身である富山県立近代美術館と特に関わりが深く、コレクション形成にも大きな影響を与えた美術評論家・東野芳明(とうの・よしあき、1930〜2005)。1950年代末に渡欧・渡米した東野は、そこで目にした欧米の「現代美術」をいち早く日本国内に紹介することに努め、60年代以降は、「反芸術」と称した同世代の芸術家たちの伴走者として、彼らの活動を後押しした。制作現場での体験を交えた臨場感に満ちた批評を執筆するだけでなく、展覧会の企画にも数多く携わった。今展では、富山県美術館のコレクション・資料を中心に、東野の美術評論家としての歩みを紹介する。