民藝誕生100年—京都が紡いだ日常の美

京都市 京都市京セラ美術館 TEL.075-771-4334

開催期間:2025年9月13日(土)~12月7日(日)

思想家の柳宗悦(1889〜1961)、陶工の河井寬次郎(1890〜1966)と濱田庄司(1894〜1978)が京都に集い、木喰仏(もくじきぶつ)の調査旅行をするなかで、1925年に「民衆的なる工芸=民藝」という言葉が誕生して100年を迎えるのを機に開く展覧会。1927年に京都・上賀茂の地に設立された制作集団・上加茂民藝協団で活動した青田五良(1898〜1935)や黒田辰秋(1904〜92)らの作品や、1928年の東京博覧会に出品した「民藝館」や大阪に移築した「三國荘」のために制作された河井、濱田、バーナード・リーチらの工芸作品、柳宗悦らによる日本全国の収集品などを展示。京都における民藝運動の推進者や支援者をめぐる作品や資料などもあわせ、京都と民藝の関わりを総合的に紹介する。