桃山時代の狩野派—永徳の後継者たち—

京都市 京都国立博物館 TEL.075-525-2473(テレホンサービス)

開催期間:2015年4月7日(火)~5月17日(日)

2007年に京都国立博物館で開催した特別展覧会「狩野永徳」の続編として、永徳(1543〜1590)急逝後の桃山後期に焦点を当てた過去最大規模の展観。後継者となった永徳の長男・光信(1565〜1608)は、豊臣・徳川両家の御用を務める一方、天下の趨勢を見極めるため、世に「三面作戦」と言われたように、豊臣家には永徳の門弟、山楽(1559〜1635)と内膳(1570〜1616)、徳川家には永徳の弟・長信(1577〜1654)、朝廷には永徳の息子で光信の弟・孝信(1571〜1618)を配した。後継者たちの代表作を集めるだけでなく、「影武者たち」として狩野派の無名の絵師の作品も紹介する。国宝1件、重要文化財23件、初公開作品4件含む約70件。【出品一覧・展示替予定表
平成知新館では、「狩野永徳と長谷川等伯」を展示(4月14日〜5月10日)する。