長野市 長野県立美術館 TEL.026-232-0052
開催期間:2025年10月4日(土)~11月16日(日)
東山魁夷館は、日本画家・東山魁夷(1908〜99)本人からの作品寄贈により1990年に開館し、開館35周年を迎える。寄贈作品の中には多数の下図やスケッチが含まれ、作品の制作過程なども合わせて紹介してきた。今展では、1面が縦約4m、横2.5mでそれが6面から構成されるため、既存の展示室では公開が難しかった皇居宮殿壁画《朝明けの潮》の原寸大下図を額装し、初公開。6面揃って公開されるのは、1968年の皇居宮殿落成後に銀座松屋で開催された「朝明けの潮・京洛四季」展以来57年ぶり。本画は通常一般公開されていないため、皇居外で完成作と同じ大きさを体感できるのはこの大下図のみとなる。この《朝明けの潮 色分け大下図》(1967年)を中心に、皇居宮殿壁画《朝明けの潮》の制作過程を下図や資料と合わせて紹介する。さらに東山魁夷の代表作《残照》(1947年)、《道》(1950年〕をはじめ、日本の風景を描いた作品を展示。
Keizo Kitajima: A Retrospective 2025年11月29日(土)〜2026年1月18日(日)
