目黒区 目黒区美術館 TEL.03-3714-1201
開催期間:2015年7月11日(土)~9月13日(日)
2003年、建築家・村野藤吾(1891〜1984)の設計による旧千代田生命本社ビル(1966年)が用途変更の改修工事を経て目黒区総合庁舎に生まれ変わった。目黒区美術館では、庁舎開庁1周年を記念して、「建築家・村野藤吾のディテール 旧千代田生命本社ビル写真/図面展」(2004年)を開催したが、今展はこれに続き、村野の幅広い建築設計の全貌を、京都工芸繊維大学木村・松隈研究室の学生たちが制作してきた模型80点を中心に、写真や図面もあわせて紹介する。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館では1996年以来、村野・森建築事務所から村野藤吾作品の設計図やスケッチ類の寄贈(預託も含む)を受けて「村野藤吾の設計研究会」を設置し、資料の保管・整理作業を行ないつつ、1999年よりほぼ毎年「村野藤吾建築設計図展」を開催してきた。今回展示される模型は、これらの展観に伴い制作されてきたもの。この一連の事業に対して、2015年の「日本建築学会賞 業績賞」が贈られている。