村上隆のスーパーフラット・コレクション—蕭白、魯山人からキーファーまで—

世界各地で数々の個展を開催してきた現代美術家・村上隆（1962〜）。創作をはじめとする多岐にわたる活動の一方で、この10年間、国内外のさまざまな美術品の蒐集を続けている。東京の森美術館での14年ぶりの大規模個展開催に合わせ、約5,000点に及ぶコレクションの一端を公開することになった。個人コレクションの枠を超えた壮大なスケールの彫刻、インスタレーションによる「彫刻の庭」、曽我蕭白や白隠の絵画や一休の書、世界各地の陶磁器による「日本・用・美」、1950年代から現在までの国内外の作品を展示する「1950—2015」など5つの空間で構成。村上がなぜ蒐集活動を行なっているか、また今展の趣旨について、本人の長いコメントが会場内にパネル展示されているのでお見逃しなく。